PUBLIC BOOKMARK 公開資料を読む、小さな入口。

同じ人を二回数えていない? 延べ人数と実人数を分けて読む

表をイメージした紙と虫眼鏡のイラスト
AI生成の装飾イラスト。実際の資料や統計図ではありません。

三日間の催しに、同じ人が毎日参加したとします。受付の記録を日ごとに足すと三回分になりますが、参加した人は一人です。「延べ人数」と「実人数」では、数えている対象が違います。

架空の例で確かめます。一日目に十人、二日目に八人が来場し、そのうち五人が両日参加していたなら、延べ人数は十八人です。一度でも来た人の数は、十と八を足して重複する五を引き、十三人になります。

名前を集める前に、集計の目的を考える

利用回数を知りたいのか、異なる利用者の数を知りたいのかで、必要な記録が変わります。実人数を求めるために個人情報を扱う場合も、目的や管理の条件を先に確認する必要があります。

公開資料を読むときは、見出しだけでなく注記を探します。「参加者数」とだけ書かれていて区別が分からないなら、勝手に実人数と読み替えず、定義を確認する質問を残します。

日別の実人数を足しても、期間全体の実人数になるとは限りません。同じ人が別の日にも現れるためです。表の各行では重複を除いていても、行をまたぐ重複が残ることがあります。

ノートには、数値と一緒に「来場回数の合計」「期間内に一度以上参加した人数」のように意味を書きます。単位を少し詳しくするだけで、利用の活発さと届いた人の広がりを混同しにくくなります。

画像はサイト内の編集用イラストです。本文で扱う作品・資料や実験結果の記録写真ではありません。