箱ひげ図を見ると、四角い箱の中に全データが入っているように感じるかもしれません。しかし、一般的な箱は第一四分位数から第三四分位数まで、中央のおよそ半分の範囲を表します。箱の外にも観測値はあります。
元の値を数個並べた簡単な例で、箱に入る範囲と全体の範囲を指で示してみると、違いが見えます。最初から複雑な比較図だけで理解しようとしなくても大丈夫です。
箱と中央の線を分けて読む
NISTの箱ひげ図の解説では、四分位数と中央値を使った構成が説明されています。中央の線が何を示すか、箱の幅に意味があるかは、図の説明も確認します。幅が広いという見た目だけで、必ず人数が多いと判断しないようにします。
ひげの端の規則を探す
ひげを最小値と最大値まで延ばす形式も、別の規則で範囲を決め、離れた値を点で示す形式もあります。点が箱の外にあるからといって、入力ミスとは限りません。実際の観測かどうかは、データと収集過程を調べる別の問題です。
比較するときは、同じ作図規則の図かどうかを先に確かめます。メモには中央値、箱の上下、ひげの規則を三つに分けて書くと整理できます。箱が高い、低いという印象を、どの統計量の違いとして説明しているのかがはっきりします。

