PUBLIC BOOKMARK 公開資料を読む、小さな入口。

二つの割合を掛ける前に、後の割合が誰についての数字か読む

表をイメージした紙と虫眼鏡のイラスト
AI生成の装飾イラスト。実際の資料や統計図ではありません。

参加者の四十%が資料を受け取り、その受取者の半分がアンケートに回答しました。この場合、全参加者に対する回答者の割合は、四十%の半分で二十%になります。

大切なのは、二つ目の「半分」が資料を受け取った人についての割合だという点です。もし全参加者の半分が回答したという別の情報なら、同じ計算は使えません。

百人の例で対象を囲む

架空の参加者百人を考えます。資料受取者四十人を囲み、その中の二十人を回答者として印します。二十人が百人に占める割合なので、全体の二十%と確かめられます。

一方、「四十%が資料を受け取った」「五十%が回答した」という全体に対する二つの割合だけでは、両方に当てはまる人数は決まりません。重なり方についての情報が必要です。

公開資料を読むときは、「そのうち」「回答者の中で」「全対象者に対して」といった語を残してメモします。短い言葉でも、分母が変わったことを知らせる役割があります。

計算式だけをコピーするより、対象の集まりを二段に描くと関係が見えます。図にはそれぞれの人数も書き添えます。掛け算ができるか迷ったら、後の割合がどの集まりの中で求められたのかを文章に戻して確認しましょう。

画像はサイト内の編集用イラストです。本文で扱う作品・資料や実験結果の記録写真ではありません。