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二回の一割減は、まとめて二割減と同じになる?

表をイメージした紙と虫眼鏡のイラスト
AI生成の装飾イラスト。実際の資料や統計図ではありません。

ある量を一割減らし、その後でもう一割減らすとします。減少率を足して二割減と考えたくなりますが、二回目の一割を計算する基準は、最初の量ではなく減った後の量です。小さな数で確かめると違いが見えます。

架空の数量百から始めます。一回目の一割減で九十になります。二回目に減るのは九十の一割、つまり九です。残る量は八十一なので、最初の百と比べた減少は十九です。全体では十九パーセント減になります。

計算を式にすると、百に〇・九を二回掛けています。二割減なら百に〇・八を掛けるので、結果は八十です。似た説明でも、基準が更新されるかどうかで答えが変わります。

反対に、一割増えた後で一割減っても元へ戻るとは限りません。百が百十になり、その一割である十一が減ると九十九です。増える率と減る率が同じでも、計算の出発点が違います。

資料では「前の段階から」「当初の値に対して」といった言葉を探します。後の割合も当初の値を基準にすると明示されている場合は、今回の連続した計算とは別の問題です。

ノートに各段階の数量を一行ずつ残すと、割合だけを並べるより確認しやすくなります。価格、利用量、予定数など、対象が変わっても、どの数に率を掛けたかを見失わないことが大切です。率を足す前に、基準となる量が途中で変わっていないか確かめてみましょう。

掲載画像:編集用イラスト。