調査の説明資料に載っている記入例は、数字や文章が具体的なので実際の回答に見えることがあります。例示なのか集計結果なのかを、見出しと注記から確かめます。
「記入例」「架空」「サンプル」などの表示を探し、表や画像の近くにある説明も読みます。説明を切り離したスクリーンショットだけでは、元の役割が分からなくなることがあります。
例えば、記入方法を示すために世帯人数を四人とした図があっても、その地域の平均世帯人数を表したわけではありません。具体的な数値があることと、観測データであることは別です。
引用メモには「記入例から確認できる入力項目」と書き、実際の回答傾向とは分けます。調査結果を知りたいなら、結果表や報告書へ進み、対象と集計時点を確認します。
実例を使った説明の場合も、選ばれた一件が全体を代表するとは限りません。選定の目的が示されているかを読み、分からない部分はそのまま残します。
例の数値を計算練習に使う場合も、架空の入力であることを明記します。書式の説明は、何を尋ねたかを理解する優れた資料です。ただし、そこから何人がどう答えたかまでは読み取れません。資料の役割を限定すると、フォームと結果報告の両方を適切に使えます。
掲載画像:編集用イラスト。

