先週読んだ資料を開き直したら、数字が変わっていました。記憶違いか、資料の訂正か、別の版を見ているのか。すぐに理由を決めず、まず二つの資料を識別できる情報から確認します。
何が違う版なのか
タイトル、発行者、公開日、更新日、版番号、取得したURLを並べます。同じファイル名でも内容が差し替わることはあり得るため、名前だけで同一だと思わないようにします。手元に保存した日も別に記録します。
旧版が手元にない場合は、「以前はこの値だったと記憶している」と、確認済みの比較から分けます。記憶を元データのように扱わないことが、最初の大切な区別です。
変更箇所を小さく比べる
架空の表で、ある行が42から43へ変わっていたとします。行名、列名、単位、対象期間も同じか確かめます。数値だけでなく、定義や注記が変更されていれば、単純な一件増加とは読めないかもしれません。
発行者が訂正理由を示している場合は、その説明へのリンクを残します。理由が示されていないなら、こちらで入力ミスや集計漏れと断定しません。「変更理由は未確認」と書けば十分です。
自分の要約も更新する
旧版を使ったメモや記事がある場合は、新しい数字へ黙って置き換えるだけでなく、必要に応じて何を修正したか記録します。読者が前の記述を見ている場合に、変更を追えるようにするためです。
比較用の表には、旧値、新値、資料の版、確認日を置くと整理できます。ただし、非公開情報や利用条件に制限のある資料を、比較のために無断で共有することは避けましょう。
公開日と内容の対象時点を混同しやすい場合は、資料にある二つの日付も確認します。新しい版であることと、新しい期間を調べたことは別の話です。

