二つの資料に、同じ項目の金額が載っています。一方は120、もう一方は80000。数字の桁だけを見ると大きな差に感じますが、最初の表の右上に「単位:千円」と書かれていたらどうでしょうか。
単位を列名へ移す
架空の例で、120千円は120000円です。80000円と比べるなら、円にそろえた後で差を求めます。差は40000円になります。120と80000をそのまま引いても、意味のある金額の差にはなりません。
表の右上にだけ単位がある場合、自分のメモでは「金額・千円」のように列名にも含めると、数字だけを切り出しにくくなります。変換後の列を作るなら「金額・円」と区別します。
すべての列が同じとは限らない
金額は千円、人数は人、割合は%という表も考えられます。資料全体に一つの単位を当てはめず、列ごとの意味を読みます。見出しの下や脚注に例外が示されていないかも確認しましょう。
小数点や丸め方にも注意します。千円単位の表示から円へ換算しても、元資料にない細かさまで正確になったわけではありません。120000円という表示が、円単位の実測値であると誤解されないようにします。
計算の前に三つを確認する
単位、対象期間、項目の定義。この三つをそろえてから、足し算や差の計算へ進みます。単位が同じでも、予算と実績、年間と月間など、違う意味の数字を無条件に合算できるわけではありません。
作業メモには、元の値、元の単位、変換式、変換後の単位を残します。一行の計算でも、その経路が見えれば見直しができます。
表の中の空欄や記号にも迷うときは、空欄とゼロを区別する読み方を合わせて確認してください。数字を計算可能な形にする前に、意味を保つことが先になります。

